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夏休み-海- 02
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当日。
快晴に恵まれて、まさに海日和。
「海だー!!夕貴、海だぞ!!」
「兄ちゃん、はしゃぎすぎだって。」
俺は久しぶりに家族全員と、そして篠原と近くの海水浴場に来ていた。
ここの海水浴場は、海がきれいということで、結構有名で、県外の人も訪れるほどだ。
「今年も多いわねー。」
「ここは、いつも多いだろ。」
「まぁ、結構有名だからね。」
そんな他愛もない話をしていると、母さんが俺と篠原の背中を軽く叩いた。
「さ、行ってきなさい。」
「「え??」」
2人で声をきれいにハモらせて。
後ろにいる母さんに視線を送る。
「本当は2人で来るはずだったんでしょ??だから、2人で遊んできなさい。」
「いや、でも…」
「その代わり、昼ご飯食べ終わった後はあたしたちとも遊んでね。瑛太も泣くだろうし。」
「な、泣きはしないけど…。あんまりいちゃこらしてると許さんからな!!」
「ほら、早く行きなさい。」
そう言って、俺たちにウィンクをして。
俺と篠原はお互いに顔を見合わせて、思わず笑って。
「うん!!」「はい!!」
またきれいに声をハモらせて。
浮き輪を持って、海のほうに走っていった。
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