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ごめん……ッッッ 及川side
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俺たちはなんでこうなったんだろう。
ずっとずっと傍にいると思ってた。
「岩ちゃん……ッ」
"愛してる"
なんてもう……言えないのかな……ッ
君に酷いことを言った帰り道。
俺は雨の中そんな事ばかり。喧嘩ばかりだったけど…
一緒にバレーして笑って隣で共に歩いてて。
あの頃の『優しさ』は脆く儚く消えていったのだろうか。
「…ご、め……ごめんね…岩ちゃんッ……」
こんな言葉も雨で流されていく。
「もう1度あの頃に戻りたいよ……」
俺が岩ちゃんに八つ当たりしなければあの時
"岩ちゃんになんかわかんないよッ!!"
"岩ちゃんなんて大嫌い消えてしまえッッッ"
ほんとはそんな事なんて思ってなかったんだ
ちゃんと違うって言いたかったんだッ
""……もう俺たち終わりだな…別れようぜ…じゃあな""
何を言われたのなんてわかんなかった……
君はきっと隣にいてくれると思ってたから
喧嘩しながらだって幸せだったはずなのに…
どこで狂い始め出たのだろうかッ
もう戻ることはないのかなッ…
もう愛してると言えないのかな……ッ??
岩ちゃんが隣にいるだけでよかったのに
もう君は"ココ"にいない。
「……ッ」
考えれば考えるほど後悔ばかり募っていく。
俺は散々泣いた後その重たい足で家に帰った。
「……ただいま」
何も聞こえない…シーンとした家、
まるで今の俺を表してるかのようだった。
すぐ濡れた服を脱いで着替え、
ベッドに倒れるように横になった。
俺は1通のメールに気づかずに寝てしまった。
「……んっ…夢……?」
あぁあの事がほんとに夢だったらよかった。
岩ちゃんが起こしに来ないことが夢ではない、
現実だと痛感させられる。
時間をみるため携帯を覗く俺。
着信2件
メール1件
着信は両方母からだ。
メールもだろうと思い開いてみると岩ちゃんからだった。
【俺はお前のこと全部わかってるつもりでいた。
結局は何一つわかってなかったんだな。
お前のこと考えずにあんな発言して悪かった。
ごめんな。
でも一つだけわかったことがある。
俺はお前を幸せに出来ねぇし
もうお前の隣に立つ権利もねぇ。
愛してた。幸せになれ。】
「ッなんでッッ!!嫌だよ?岩ちゃん……」
あぁ。また涙がこみ上げる。
「ッ……?」
下に空白……??
【……嘘だ、俺がお前を幸せにしてやりてぇ。
お前が俺以外とって思うと胸がくるしい。
俺にこんなこという資格はないけれど
会いたい徹】
「ッもうばっかじゃないの岩ちゃんッッ」
俺はなにも考えずただただ岩ちゃんのところへ走っていく。
早く早く会いたい。笑顔でまた一緒にいようと。
「いわちゃんッッッ!!!!!」
岩「お、おいかわ……ッ!?」
俺はそのまま岩ちゃんに抱きつく。
「ほんとにばっかじゃないのッ!!」
「なんで俺が悪いのに八つ当たりしただけなのに俺を責めないんだよッ!!!何が俺には資格がないだよッ!!」
岩「……」
「俺は、、!俺は岩ちゃんがいてくれたら幸せだよ?
会いたかった……ッ!!会いたかったよ岩ちゃんッ!!」
岩「わりぃ……もうぜってぇーに離さねぇ。
お前がどんなに俺を嫌おうとも離す気はねぇよ?」
「嫌わないッッどんなに喧嘩したってどんなに辛いときだって岩ちゃんだから好きなんだよ!俺だって絶対絶対離れないからねッッッ!!」
周りのヤツら『リア充爆ぜろ!!!!!』
終わり!!!wwww
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