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《11》
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その拳を野神はキレイに自分の掌で受け止めた。
『おいおい、止めろよ~。
俺まであんなブスみたいにするつもりか?
あっ、なんなら、お前をあのブスみたくしてやろうか?
お揃い?
いーなぁ~それ!
お似合いのカップル。
最っ高じゃん!』
そう言い野神は男子生徒の顔面を思いっきり殴り飛ばした。
ドゴォッッと鈍い音が俺の耳の中にまで届く。
倒れ込んだ男子生徒は起き上がる事はなかった。
『おい、どーした?
やり返してこねーの?
でも俺、まだ止めねーよっ!』
野神はまた男子生徒に殴りかかろうとする。
その時の野神の目は 完全に人間の目ではなかった。
いかれた獣みたいな目をしていて、このまま放っておいたら男子生徒を殺ってしまうのではないかと思うほどの勢いがあった。
やっヤベー!
あいついかれてるよ!
俺の体は無意識のうちに動き、気がついたらもう
2人の間に割って入っていた。
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