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いじめられたい ※R-18
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「ね、トール!今回だけでもいいから!お願い!」
「そうは言うけどよ……」
ラフルは俺を後ろから抱きしめて、とんでもないことをねだってきた。
「たまにはさ、マンネリにならないように色々するのも大事だと思うんだけどなー」
「もう倦怠期とか言うつもりか?」
刺激が欲しいとか、思いっきり倦怠期じゃねぇか。少し悔しく思う。
「そうじゃなくて!ね?俺が可愛いすぎていじめたいとか思ったことないの?俺は沢山あるんだけどなー」
「ブフッ!」
思わず吹き出した俺にラフルがニコニコ笑っている。くそ、なんか腹が立つ。
これ見よがしにラフルは舌で唇をぺろりと舐めて笑う。その淫靡さに目が離せなくなる。背筋がゾクゾクする。
「そんなにしてぇなら、虐めてやろうか」
俺のものとは思えない、低い声が零れた。ラフルと過ごしているとどうも俺の中に眠る獣が顔を出すことが多い気がする。
どくん、どくんと心臓がいやに大きく鳴っているように聞こえる。歯を剥き出しにして嗤った。
ラフルは俺をうっとりと見つめ、ぎゅっと抱きついてくる。俺を上目遣いで見て首を傾げた。
「……して?」
「態度がなってねぇな。人に物頼む時は、違ぇだろ?」
こいつにはお仕置きが必要らしい。ひっついているラフルを引き剥がしてその目を覗き込む。
期待と不安の入り混じった、しかしどこか俺に媚びるような目。かっと頭に血が上る。視界が赤く染まる。……ああ、ほんと、いじめ尽くしてやりてぇ。
「して、ください。トールに、して欲しいです……」
「よく言えたな。偉いぜ……?」
撫でて褒めてやれば嬉しそうに目を細め俺に擦り寄ってくる。
「トール……トールぅ……」
甘えるラフルは可愛くて……もっと苛めたくなる。
何をしてやろうか。考えるのが楽しくて、自然と笑いが零れた。
「望み通り、音を上げるまで、苛めてやるよ」
***
「あ……や、だぁ……!これ、とって、よぉ……!」
「くくっ、駄目だ。苛めて欲しいって言ったのはお前だろ?ラフル……」
俺の上で俺のものを飲み込んでゆらゆらと腰を揺らすラフルはえもいわれぬ魅力がある。
胸の尖りを可愛がってやれば、快楽が過ぎて辛いのか涙を流しながら首を横に振る。
つつ、とラフルの逸物に指を這わせる。その根本にリボンを巻いてやったのだ。
敏感なラフルのことだ、こうされたら過ぎた快楽でぐずぐずになってしまうに違いない。その発想は間違っていなかったようだ。笑みがこぼれて止まらない。
「っ、トール……!だめ、ぇ、…いかせて……っ」
「駄目だ。お前の全部が俺のモンなんだから、好きにしたっていいだろ?」
「っ……!俺は、……ん、全部、っぁ……トールのもの……」
そうラフルが呟いた途端、内壁が別の生き物みたいに収縮して俺を締め上げた。出ちまいそうになるのを堪え、ラフルを強く抱き締める。
「言葉だけで感じたのか?」
「や……ぁ、トール、トールぅ……」
「……可愛い」
そろそろ俺も限界に近い。ラフルの戒めを取り去り、柔らかい寝台にその華奢な肢体を押し付ける。
腰をの動きを早め、獣みたいにラフルを貪る。俺にしがみついてくるラフルが背に爪を立てる。痛みはないが、その感触が愛おしい。
「や…ぁ!トール……っ、でちゃ……っ」
「く……っ、イっちまえよ。俺ももう……っ」
ラフルが高い声を上げて達したらしい。俺を包み込む内壁が搾り取るかのように強烈に締め付け蠢く。たまらず俺もラフルの奥深くに欲望を放った。
荒い呼吸音だけが室内を満たす。ラフルを抱きしめて呼吸を整えながら早い鼓動を聞く。
「は…ふぅ、ん……トール…」
「満足、したか?」
「うん……こういうのも、たまにはいいなーって」
「……ったく、」
わかってはいたが、今回だけじゃ済まないらしい。味を占めたラフルはまたねだってくるに違いない。ずるりと、萎えたそれを引き抜くと俺の放った欲望がとろりと垂れてくる。なかなか、刺激的な光景だ。
「ね、トール……」
「ん?何だ?」
俺に擦り寄るラフルはそっと頬に手を伸ばし唇を重ねてくる。……この状況は非常にまずい気がする。キスに応えながら心地よさに頭が真っ白になっていく。ラフルに狂わされていく。
「今度は、俺がトールを苛めてあげるから」
その言葉に言い知れぬ興奮を覚えて頷いてしまうあたり、俺も末期なのだろう。
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