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176.✩ひとりで
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✩✩✩✩
力の入らない体を楓さんに後ろから抱き込まれて、俺は拙い手つきで自分のモノを扱いていた。
ぬるぬるとした感触が手に広がっていて、なんか変な感じ……。
楓さんが耳を舐めてきたり首筋に吸い付いてきたりして、早く終わらせたいのに気が散って仕方ない。
口を開いたら恥ずかしい声が零れてしまうから、目でやめて、と訴えると楓さんはにやっと笑った。
「ねえ旭、さっき何を言いかけたの?」
「っ……はあ……、……なに、が?」
「『自分でするより……』の続き、聞かせてほしいな?」
「……っ!?……くっ……はあっ……、……楓さん、ひど、いっ!意地悪……!」
「楓さん、超気になるなあ……」
「いま、はっ……それどころじゃない、からっ……っあ……」
言葉の続きが何だか知っているのに、俺に言わせようとするなんて本当に意地悪だ。
でも、こうやって楓さんにおねがいされたり指示されたりして、行動するのは……嫌いじゃない。
とにかく今はその……一人でやることにいっぱいいっぱいだから言えない……。というか……言いたくない、けど……。
「ああ、ほら旭。もっと先の方も触ったら?」
「え……?ああっ!……やっ……っ、も、やだ……かえでさん……っ」
楽しそうな声でそんなことを言う楓さんに手を掴まれ誘導されて、先の窪みに触れると腰に甘く重たい痺れが広がった。心拍数が上がって呼吸が荒くなる俺を、楓さんは愛おしそうな目で見ていた。
イきたいのに……まだ、ちょっと物足りない……。
ナカもきゅんきゅんしてて、早く掻き回してほしかった。
「ああ……や、だ……も、イきた……っ……楓さんっ……」
「もう少し頑張ろうか。そしたら、ね?……旭、こっち向いて」
「あ、ん………、んんっ……ふ、ぁ……かえ…はっ……ふ、……もっ、と……」
楓さんの方を向くと肩越しにキスされた。
そのキスも快感となって腰に溜まっていく。
楓さんの舌が何か別の生き物のように俺の口内を犯していく。上顎を擦られるとすごく気持ちよくてキスに夢中になっていると、ふいに楓さんが離れて俺の唾液の伝った喉元を舐めた。
ちゅ、ちゅ、と首筋にキスを落としながら耳へと上がっていって、かぷりと耳たぶに噛み付かれた。
「旭、大好き……愛してる……」
「っ!はっ、イく、ぁ……あああぁっ!」
その楓さんの声を聞いたら、呆気なく、ほんと自分でも驚くくらい簡単に、俺は白濁を放った。
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