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警戒
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「ねぇ、加藤くん」
俺はニコッと、愛想のいい顔をした
「なに…?」
警戒心ばりばりの加藤くんは、俺をジロリと睨んだ
「そのブレスレット素敵だねぇ」
加藤くんが腕に付けているブレスレットに指をさした
「大切なものなんだ」
加藤くんはブレスレットを優しくなでた
加藤くんが俺を警戒していたことを忘れて少し顔が緩んできた
「確か、それけいくんもしてたよね。おソロ?」
「そうだけど…」
おソロって言う単語が嬉しいのか
口角が少し上がった
ふーん…けいくんベタ惚れされてんじゃん
気に入んない
「加藤くんってさ、けいくんのこと好きだよね?」
「えっ!?」
「俺もけいくん好きだよ。だからお互いがんばろうよ。さっきはごめんね」
「おう!」
馬鹿だなぁ…加藤くんは
加藤くんはにかっと笑った
完全に俺の事警戒してなさそうだね
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