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二次会
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やられた
突然フられ、大勢の前で踊らされ
打ち合わせなしでやったダンスはチグハグで会場を笑いで満たした
ようやく解放されて、外の心地よい風が頬を冷やしてくれる
「いやー!さすがだなぁ、拓真」
「盛り上がったよなぁ〜!!」
嬉しそうな様子にイラっとする
「だが、拓真。事前に少しは言っとけよ。アドリブに弱いやつだっているんだぞ?」
朝日はフォローしてくれてるんだろうけど、なんかバカにされてる気もするよーな
「だって来る途中で思いついたしさ!お前らならきっと大丈夫かなぁーって」
大丈夫な、わけないだろ!
こっちは恥ずかしくて、顔から火が出るかと思ったわ!
ってかなんで2人は全然気にしないんだよ
こいつだから許せるってわけ?
「この後、どうすんの?」
拓真が問う
「俺は明日から引率で京都だから、帰る」
「俺はこれから夜勤だから」
「なんだよっ!久々に会った同級生より、仕事をとるのネ!」
「当たり前だ。最近働き始めた若手には分からないだろうが、中堅は忙しいんだよ」
「朝日さんは相変わらず冷たいこと。じゃあ、吉見は?」
「はっ!?俺!?」
突然話しを振られ、声が上ずる
「そ、暇?」
「暇じゃないっ!」
「暇だろー?」
「暇だろ?蒼」
「掘西も朝日も何勝手に!」
「よーし!」
「ふぇっ!?」
並木は俺の腕を組む
「「いってらっしゃい」」
手を振る2人は満面の笑み
「ちょ、ちょっとまってぇえええ!!」
俺の意思は無かった
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