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後輩君
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「蒼先輩、さっきからなんで百面相してるんですか?」
「あー…気にすんな」
落ち込む俺に声をかけてきたのは一個下の後輩
栗橋 仁太(くりはし じんた)
ラクビーをやっていた彼は体格が良く、かつ明るい体育会系の人間で、その人当たりの良さから営業を任されてる。
「飯、行きません?」
「栗橋はいつも俺を誘うけどさー俺は部署違うし、たまには営業で食べに行けよ」
「営業の先輩は外で食べて来ちゃうんですもん!
それとも蒼先輩は俺と食べるのいやですか?」
捨てられた犬みたいな目で見られると、俺はいつも断れなくなる
「あーもう分かったから!行くぞ!」
「はいっ!」
勝ち誇ったように笑う栗橋に、また俺は嵌められたような気がしてくる
もしかして俺って嵌められやすいのかな?
いやいや
そんな事ない
最近自分の思い通りにならないことが多くて考えすぎてんだ
そう
そうに違いない
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