アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
耐えろ 並木 拓真
-
「関係ないじゃん」
そう言われた時、ふざけんなと思った。
酔ってるとはいえ…
違う
酔ってるからこそ本音だと思った。
3ヶ月のおふざけ恋愛のつもりだけど
俺は蒼を気に入ってる
だからこそ心配してんのに
社会人にとって上司に逆らうのは、場合によってはかなりまずいことになる。
蒼がその事を分かってないわけじゃないと思ってた。
よろよろする蒼を車まで案内すれば、助手席に座った途端、眠ってしまう。
水でも買ってきてやるか…
「…うぅん。な、みき」
思いがけない寝言に、心が温まると、同時に名前を呼ばない蒼に腹が立った。
「拓真…並木、拓真だぞ」
赤ん坊じゃないんだから、刷り込みできねーか…
「な、みき…なみき。…たく。ま」
小さな唇が揺れる
目眩がするくらい耳に残った
襲いたい
脱がせて、組み敷いて
何度も何度も喘がせて
俺の名前を呼ばせたい
「…煽んな、アホ。」
蒼が起きるまで、俺の葛藤は続いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
49 / 361