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デート 映画館5
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唇にあてられた指が、柔らかく押される
「…ぅ」
そのまま、人差し指が口の中に入ってくる
「っん…」
指先を応えるように舐めると、ゆっくりと指が奥に入ってくる
「ふっ…んっ」
入れられた指を遠慮しながら舐めると
拓真が舌を弄るようにくすぐる
追い立てられるように激しく、指で遊ばれる
喉までにはいかない
ちゃんと弁えてる所で指を動かされるから、逆に物足りない気がして…
「っー!」
水音が聞こえて体が震える
「蒼、声出しちゃダメだから」
こくこく
と首を縦に振れば、拓真は笑った
悔しい
悔しいのになんか、変な気分になる
たかが指なのに
「指で感じるの?」
「ちがっ…ふっ」
「いい顔してるのに?」
「…ぅーっ!」
拓真が満足したように、口から指を抜く
そのまま唇を押して、柔らかさを楽しんでるみたいだった
「あと、10分で終わりだよ?良かったな」
「……。変態」
「褒め言葉?」
「黙れ。」
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