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デート2 水族館3 by拓真
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池袋、サン⚫︎ャインまで歩くと、つんっとコートを掴まれる
「ち、ちょっと早いって…」
そうだった
こいつ体力無いんだった
華奢な肩が大きく揺れる
精一杯、息を整えようとする姿はとてもいじらしかった
「ごめんて。本当…」
「なにが?」
「だって道間違えたの、怒ってんじゃん」
そっか
ずっと黙りで歩いてたから、そう思ったのか
不安そうな瞳が俺を見てる
あー
どうしてそういう表情するかな
「怒ってないから、安心しろ」
「別っにー!俺は空気が悪くなるかなっておもっただけだし」
「はいはい。」
そのまま手を掴む
体が強張ったけど、問答無用だ。
「ひ、人が見てる…」
「俺も視線感じるー」
「なら、離せっ!!」
暴れる手を強引に絡ませる
「だって寒いしさ」
「手袋しろー!」
「あっためてー」
このムキになるのが面白がられる所以だってまだ気づいてないんだな
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