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動揺
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「はぁ…」
会社から出て、玄関ロビーからでる。
もう、拓真がいるかな?
それにしても、こんな直接的に敵意を見せられるのは初めてだ。
今までのらりくらりとかわしてきてたもんな
こんな嫌な気持ちになるなんて、思いもしなかった。
「せんぱーいっ!!」
「栗橋…ごめんな、騒がしくて」
「そんなことないっすよ!それよりこれって熊谷部長がやったんですよね?」
「滅多なことは言わない方がいいぞ」
「でも!」
「いいから…」
そう言うと栗橋は納得いかないように俯いた。
「先輩は弱音を吐かないですよね。」
「そうか?」
「…あの人には弱音吐くんですか?」
「拓真?ないない。だって仕事の事は関係ないし。」
栗橋の視線が鋭くなる。
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