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穴があったら飛び込みたい!!!
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「ねぇ、な~んで変装してたの~?」
「モジャモジャじゃなくなっちゃったね」
「モジャ眼鏡じゃなくなっちゃったね」
「モジャじゃないなら最初からそうしてろ」
「見苦しかったのでウィッグと眼鏡なくなって良かったです」
副会長見苦しいとか酷くね!?『こいつ』って言われた仕返し!?
「これは叔父さんに言われて着けてただけだ!俺だって着けたくなんかなかったんだぞ!」
「叔父さんはどうしてウィッグとかつけるように言ったの~?悪目立ちするだけなのにさぁ?」
「「叔父さん変な人だね~」」
「叔父さんは此処の理事長で変な人じゃない!俺が狙われるとか言われて渡されたんだ!」
「「「へぇ~」」」
「ほぉ・・・理事長の甥か、どうでもいいが」
「叔父さんに言われたからとこんな物を身に着けるとか、断ろうとは思わなかったんですか?・・・まぁ、私には関係ないですけど」
ちょいちょいちょい!!主人公君だよ!?生徒会の皆様もっと興味持とうよ!!
「そんなことより、環は凄い食欲ですね?こんなに食べたんですか?」
「これまだ食べてる途中っぽくな~い?まだ入る感じ~?」
そ・ん・な・こ・と・よ・り!?
俺に興味は持たなくていいんだよ!!
「ね~ね~副会長!そろそろ紹介してよ~」
「あぁ、そうですね。この子は1年S組に編入してきた一ノ瀬 環君です。ご両親の仕事の都合でこの学園に来ることになりました。身長は176センチ 体重h」
「ちょっ!個人情報ダダ漏れ!!!身長体重何で知ってんですか!」
俺の個人情報を注目の浴びてる食堂で喋り始めた腹黒敬語眼鏡を慌てて言葉で遮る。
マジなんなのこの人!
「まだ生年月日とか他にも色々知ってますよ?ご両親のお名前とかも勿論」
「知らないでー!!」
「どうしてです?あなたのことなら何でも知りたいんですよ?」
「知らなくていいです、やめてください!」
「つれないですねぇ。この人達の事は覚える必要ないのでサクッと紹介してしまいますね。この偉そうなのが生徒会長の東雲 飛鳥。それからこのヘラっとしてるのが生徒会会計の相模 莉都。そしてこのどっちがどっちか分からない双子が生徒会書記の右が水無瀬 空 左が水無瀬 海です。以上」
「ちょっとちょっと副会長~酷くな~い?」
ヘラヘラ笑いつつ副会長に抗議をするチャラ男会計。
偉そうと言われムカついたのかムスッとしている俺様会長。
髪型も色も何もかもわざと同じにして周りを混乱させて楽しんでいる、ある意味性格悪い双子書記。
あ~~~~!紹介とかいらなかったんだよー!!
紹介されたものは仕方ないので、「どうも」と一言添えて軽く会釈するともう終わったというかのように身体の向きを元に戻し冷め始めてしまったチャーハンを口に運ぶ。
「ふはっ・・・!俺たちより食事優先とかどんだけなの」
「この身体のどこにこんなに入るんでしょうかねぇ?」
ややため息交じりに呟いて背中を向けて食事を再開させた俺の腹から脇腹にかけてを後ろから腹黒敬語眼鏡が撫でる。
「んぁっ!」
弱い部分を撫でられて変な声を出してしまい慌てて口を塞ぐ。
ざわついているならまだしもシーンと静まり返ってしまっていた食堂では大きくない声でも耳に届いた人が多く、ざわつき始めコソコソとあちこちで声がする。
恥ずかしさのあまりチラッと旭たちに視線を向けるとまだ立ったまま顔を真っ赤にしてパクパク金魚のようになっている旭。
鼻を押さえ「ktkr!!エロ声wwwwwいただきました!」と何故か小さな声でガッツポーズをする涼太。
真っ赤な顔で息の荒い弥尋。
耳まで真っ赤にした八神。
恥ずか死ねる!!!!
「よし、連れ帰るか」
「何連れ帰ろうとしてるんですか!環は私のものです環は私が連れて帰ります」
「「えー!!僕らも欲しい」
「へぇ~イイ声出すじゃ~ん」
穴があったら飛び込みたい!!!
よし帰ろう!一刻も早く!
「ウェイターさーん!残った料理テイクアウトで!なる早でお願いします!!」
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