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腹が減っては戦は出来ぬ
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部屋を開けると左側にシューズボックス、真ん中あたりが繰り抜かれてる感じのあれだよあれ。ほら、ちょっとした花飾ったり、小物置いたりとか出来る感じのあれあれ!
って、デカすぎんだろ!俺1人だぞ!?まず、2人でこの部屋使ったとしてもそんなに靴必要なくね!?このガッコ外出だって特別な用がない限り認められてねぇとかじゃなかったか?
だったら、余計に靴必要ねーっしょ!なんなのこの無駄遣い!
花とか飾りませんけど!
何、金持ちってのは靴毎日違うの履くの?
靴を脱ぎ真っ直ぐに続く廊下の途中でドアが2つ、1つはお風呂(広すぎた!3人ぐらい余裕!)もう1つはトイレ。
廊下を抜けると広いリビングダイニング、共有スペースらしい此処にはキッチン、ダイニングテーブル、ソファー、ローテーブル、100インチテレビ。と必要最低限のものが揃っている。
「もう、これマンションの一室だ・・・。何処のモデルハウスだよ」
共有スペースを挟んで左右にドアが1つずつ、これが個人のプライベートルームなのだろう。
「どっちにしようか・・・やっぱ右っしょ。なんかいっつも右選ぶんだよなぁ・・・なんでだろう?たまにわざと左選んだりすると落ち着かなくて気持ち悪ぃのな」
ドアを開けて一番最初に目に飛び込んできたのはキングサイズのベッド。そしてクローゼットに、勉強机(パソコン装備)、本棚。そしてダンボールが数箱。
「あはは・・・大の字で寝れる~やった~・・・ハァ」
棒読みで言った後溜息をつく。
もうあえて何も突っ込まない!俺の常識からかけ離れててももう何も言わない!俺がこの世界にいるのが既に非常識だから!
ダンボールを開けてみると中には自分が普段使っていたものが入っていた。
「これは有難いわ。ちょ!!これ破れたはずの、マジか!」
手には輝海の登場で破いてしまったはずのグラビア雑誌が元通りの状態になってダンボールに入っていた。
「何でも有りか!・・・取り敢えず、片すか」
ダンボールの中の物を一通り片付け終え、共有スペースへと足を向けた途端に盛大に鳴り響く腹の音。
「あぁ・・・腹減ったな。食堂は・・・確か寮の食堂は朝と夜だけだったな、時間的に無理か。そういやスーパーがあるとか言ってたっけ」
学園のパンフレットとカードキーを持ちキッチンを一通り見るとスーパーへ向かった。
スーパーには色々なものが揃っており値段も庶民的でホッとしつつ、必要な物を買い物カゴに入れていった。
「よし、こんなもんか。晩飯も1人で食堂行くとかちょっと心細いしな、今日のところは自炊だな」
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