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作戦会議、参加者は俺・・・のみ!
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どれほどの時間そうしていたのか、ハッとしてソファーから飛び起き時間を確認すると既に時計は15時を少し回っていた。
「勘弁しろよ・・・何で1日に2回も男にキ・・・ちゅー」
言い直しってみた言葉のほうが自分にとってはダメージが大きく、その場で項垂れ。
いつまでもそうしているわけにもいかず、気持ちを切り替えるために頬を両手でパチっと叩き活を入れる。
「色々とありすぎたけど、これからの対策練らなきゃな・・・」
まずは、とポケットから紙切れを取り出しローテーブルの上に開いて置く。
多分、これのせいなんだよ・・・。多分じゃなく絶対だ。
「輝海の所為で何で俺がこんな目に・・・輝海・・・そうだ輝海だ!」
慌ててプライベートルームへと駆け込むとカバンの中からスマホを取り出し、輝海に電話を掛ける。
『お客様のお掛けになった電話番号は現在使われて・・・』
感情の全くこもっていない声に通話終了のボタンを押す。
「1週間程前に新しいスマホ欲しいからって付き合わされて買ったばっかだろ・・・電波が届かないか電源切ってるかなら分かるけど、使われてないってなんだよ!」
他の友人たちや親に電話してみても全く同じアナウンスが流れ、完全に自分が本来住んでいる世界と切り離されたのだと実感する。
「イヤだーー!!女が居ない世界なんて!いつ戻れるの!?俺この世界でどうしたらいいの!?」
あーだこーだ言っていても始まらず、これから先の事を考えることにした。
まず、ゲームの主な人物たちとは関わらない方がいいな。腹黒敬語眼鏡とエロホスト教師は・・・しかたねー、この先関わらなきゃいいしな。
他の、主人公に爽やかに一匹狼に残りの生徒会メンバーには絶対関わらない!
回避しまくってやる!!
目立たないようにするには・・・カツラ!カツラが欲しい!あとは、眼鏡な!
美容院もあるみたいだし、カツラはそこでなんとかなるか。眼鏡は・・・
「お、ショップあるな。よし!買いに行きますか~。って、買い物とかしてっけど、俺の使った金って誰から出るんだ?深く考えない方向でいい感じ?」
パンフレットの地図で目的の場所を頭に叩き込むとカードキーだけを持って部屋を出た。
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