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午前の授業がやっと終わり、昼休みの時間。
授業の三時間目ぐらいから既にお腹が空いていた俺は、母さんに作ってもらった弁当を早々に広げていた。
ここの高校には自動販売機や購買はあるが、どうやら学食のようなものはやっていないらしい。
そのため、俺は母親の作ってくれた弁当を持ってきている。
中学のときは給食だったため、弁当は久しぶりだった。
空腹の腹を抑えつつ、ワクワクしながら弁当を開く。
中には、卵焼きやアスパラベーコンなど、オーソドックスな弁当のおかずが入っていた。
どれも美味しそうだ。
「いっただっきまーす!!」
元気良く言い、弁当を食べる。
......食べようとしたのだが、ふと、早坂くんが俺の視界に入った。
学校の購買のパンを片手に、教室を出てどこかへ向かって行ったようだ。
早坂くんが出て行った教室の扉と、俺の弁当を交互に見る。
腹減った......。
でも、早坂くんがどこ行ったか気になる......。
早坂くんが遠くに行く前について行かないと見失うだろう。
早坂くんがどこに行ったのか気になって仕方が無い俺は、弁当を仕舞い、仕舞った弁当を片手に早坂くんの後を追った。
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