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僕は......人が、苦手だ。
そして僕は、
僕自身が嫌いだ。
この金髪の髪。
他の人とは違う青い目。
異常なまでに白い肌。
日本人とは少し...いや、かなりかけ離れた僕の容姿は、他の人から見たら異常に見えていたのだと思う。
小学校、中学校と僕はイジメこそは受けなかったものの、他人に距離をおかれていた。
友達を作ろうと思い、話しかけても避けられる。
いつしか、他人に話しかけるのが怖くなった。
授業でグループを作るときはいつも一人になって、結局は先生と組んだり、先生が他のグループに頼んでそこに入れてもらったりした。
友達なんて、いなかった。
僕のこの容姿を気味悪がる人ばかりだった。
だから、高校は小学校と中学校から少し遠いところに行くことにした。
他人から気持ち悪いという目線で見られるのが辛かったから、僕のことを全く知らない人たちの中に入って、友達を作ろうと考えていた。
しかし、長年友達がいなかった僕には友達の作り方がわからなかった。
友達とはどうやって作るものなのだろう。
僕は、ずっと一人ぼっちだった。
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