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カレーライス
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長ったらしい先生の話が終わると、ようやく宿の中に入れることになった。
俺と蒼の部屋は3階にある309号室の部屋だ。
部屋の扉を開くと、二つのベッドが部屋のほとんどを占領している。
二人で一泊するぐらいならなんの問題もなく快適に過ごせそうだ。
ここで蒼と一泊......
...い、いや!
だからなんでそういう変な考えが浮かぶ!?
蒼は男!
俺も男!
そして友達!!
それ以上でもそれ以下でもない!
それに、そんなやましいことを考えていたら蒼に失礼だ。
蒼は俺のことを友達として信頼してくれている。
それを裏切ってはいけない......!
「ちょっと狭いけど......綺麗な部屋でよかったね」
「ふえ!? あ、あぁ...そうだな......」
自分を心の中で戒めていると、蒼の声で突然現実に引き戻される。
蒼は純粋に嬉しそうにそう言っていた。
体調もいつも通りに戻ったようで、元気そうだ。
変なことを考えた罪悪感が俺に生まれる。
「...ごめん...蒼......」
「? ...なにが?」
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