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部屋で動きやすい体操服に着替える。
そのあと、生徒全員がやっと入れるスペースの部屋に案内され、そこでまた先生の長ったらしい話を聞かされる。
学校の歴史やら、なんやら...
オリエンテーション合宿だから、仕方がないといえば仕方がないが...。
長い...長すぎる......。
しかもご丁寧に"寝ないで聞いていろ"とでも言うように話の内容は合宿のしおりにメモをして、感想をまとめなくてはいけない。
まあ、それでも蒼は気にせず寝ているのだが...。
先生の話が終わるとすぐに外へ移動をし、夕飯のカレーライスをグループごとに分かれて作ることになった。
「僕なにすればいいんだっけ?」
「俺と蒼はカレーを作る係りだな。んで、そこの二人は飯炊く係り」
「はいはいー」
「煙が目に染みるんだよなー。やだなー」
グループは俺と蒼とクラスの男子二名の四人グループ。
俺と蒼はカレーを作る係り。
後の二人は飯を炊いてくれる係りに分担されている。
俺は料理なんて滅多にしないから、ギリ野菜が切れるくらいなんだけど...蒼は料理は出来るのだろうか?
「これ切ればいいの?」
「ああ...うん。...蒼って、料理できるの?」
「人並みに」
そう言うと蒼は、手慣れたように野菜を切っていった。
その手さばきはとてもスムーズで、切るのもとても上手だった。
「...すごい...蒼って、料理出来るんだな!」
「いつもやってるだけだから...」
いつもやってる?
母さんの料理を作るのを手伝ってるってことかな?
手伝いなんて滅多にしないから俺は料理下手なんだろうな。
「じゃあ、俺は蒼が切ってくれた野菜炒めるな」
「うん」
カレー作りは料理上手な蒼のおかげで、スムーズに進んだ。
飯を炊く係りの二人もいい感じに飯を炊いてくれた。
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