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寝る準備を終えた俺と蒼は、今、両者ともに枕を手に持っている。
現在、蒼がやりたいと所望した枕投げを実行している。
じりじりとお互い、相手の様子を伺う。
先手を打ったのは俺だった。
相手が蒼だから、少し手加減をして枕を投げる。
投げた枕は蒼の腹部付近に当たり、下に落ちた。
そして、蒼はその落ちた枕を拾い上げ、両手に枕という状態になる。
部屋には二つの枕しかないため、俺は今、手には何も握られていない。
「いくよ......えいっ!」
掛け声をかけてから蒼は俺に二つの枕を順々に投げてくる。
手加減しているのか、はたまた力がないのかはわからないが、蒼の投げた枕の勢いは大したものではなく、飛んできた枕を二つとも俺はキャッチすることができた。
「いくぞ...! それっ!」
「わっ...! お返し!」
「ぶふぅ! が、顔面はナシだろ! そらっ!」
それ以降は派手な投げ合いへと発展した。
投げては受け止めて投げては受け止めての繰り返し。
単調な遊びだが、俺と蒼は楽しくて枕投げにのめり込んでいった。
そして数十分も経つと...
「ぜぇっ......はぁっ......」
「ま、枕投げって......こっ、こんなにも.........体力...はぁっ、使うんだね.........」
「きゅ、休憩......はぁはぁっ......しようか......」
「うん.........」
俺と蒼はすっかり疲れ果ててしまっていた。
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