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お風呂から上がると、僕と慶は寝る準備をしてから枕投げをして遊んだ。
僕が枕投げをしたいと言うと、慶は快く承諾してくれたのだ。
慶は本当に優しい。
明るくて元気で、たまに変な行動に出るところもなんだか面白くて...
僕と、仲良くしてくれる...。
慶の魅力に惹かれていくにつれ、僕は心拍数が乱れるという体調不良が起こるようになった。
他の人といると起こらないのに...
慶の姿を見ると、
慶の声を聞くと、
慶のころころと変わる表情を間近で見ていると、
僕の心拍数は急激に速度を上げる。
前は稀に起こっていたが、最近はずっと起こる。
なんだろうこれは。
病気?
......いや、違う。
なんか、この症状の人をテレビで見たことがある。
なんだっけ、たまたまテレビに映った.........
そう、そうだ。
恋愛ドラマ............。
......恋愛?
「僕って、慶のこと好きなのかな」
ベッドの中で、隣で眠る慶に聞こえないくらいの小さな声で呟く。
すると、僕が今言った内容が僕の中でストンと腑に落ち、確信に変わった。
それは、当たり前のように。
ずっと前から知っていたかのように。
僕はその事実をあっさりと認め、納得した。
「......そっか。僕って、慶のこと好きなんだ」
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