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「て...手? 手? ハンズ?」
多分今の俺はすごく不細工で驚いた顔をしているのだろう。
なんてことを頭の片隅で考えながら、蒼に問う。
蒼は、少し恥ずかしそうに顔を背けてから、
「...い、嫌なら、いい...」
と言ってきた。
えっ、えっ、何この生き物。
可愛すぎじゃないのか?
なんなの?
俺はさっきよりも気持ち悪い顔になりながらも蒼の手をそっと握った。
「...!」
「そ、それくらいなら......いくらでもするよ」
ドキドキしながらそう言うと、蒼は少し照れながらはにかんだ。
可愛い。
もう狙ってやってるんじゃ? って思うくらいくっっそ可愛い。
なにこれほんとに男なの?
なんとも言えない、恥ずかしいような微妙な空気が数分流れる。
それを破ったのは蒼だった。
「慶...」
「な、何...?」
「好きだよ......」
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