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目を疑った。
こ、こんなトロそうな奴がなんでこいつのパンチを避けれたんだ...!?
「...!? お、俺のパンチを避けただと...!?」
「すげー...」
「っ...!なんかのまぐれだ!」
一応、俺の今の喧嘩相手はかなり強い奴なんだけど......あの金髪の男は先の行動が読めているかのように、首を傾げたり頭を下げたりして攻撃を何度も何度も避けていた。
その動きは軽やかである。
「...! チッ! 覚えてろよ!」
攻撃ができないと諦めたのか、俺の喧嘩相手は去って行った。
「な、なあ! なあってば!」
「...え?」
この金髪の男はきっとすげェ奴なんだ!
見た目で油断させておいて本当はメチャクチャ強えとかそんな感じの!
「これから兄貴って呼んでもいいか!?」
その強さを見込んで、俺はそう言った。
「...え?」
わけがわからないと言ったように首を傾げる金髪の男はやはり気だるげであった。
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