アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
テスト勉強
-
今度は何か話があるのかなぁ
そんなことを思いながら返事は部活の時にしようと思った。
もちろん「はい」と。
部活が終わり急いで着替えて校門に向かうと昨日と全く同じところに春斗先輩はいた
「....お待たせしました。....ハァハァ」
「....そんな急いで来なくてもいいのに(笑)
じゃ~…行こっか!?」
そうして歩き始めた
....全然会話がない。
一緒に帰るのは何か用があるからと思っていたのに
....どうしよ、何か喋らなぃ....
「ゆきや君はテスト勉強してるん?」
「....へっ!?
え~と...し、してるんですけどなかなか覚えられなくて。」
なんでこんな嘘を。
「そうなんだぁ。
ゆきや君頭良さそうだけどね(笑)」
「勉強全然できないんですよ。
いつも幼なじみの子に教えてもらってるんですけど、そいつもそこまでじゃないんで(笑)
大概行き詰まってます。」
中学の時はいつも大助と勉強してる
今回も大助と一緒かなぁ.....
「....じゃ~…俺が教えてあげようか?」
「....えぇっ!?」
「俺がゆきや君に勉強教えてあげる。」
春斗先輩の口からそんな言葉が出るなんて
見た目めっちゃクールなのに
でもテストのこととても不安だし、春斗先輩頭良いから先輩から教わった方が確実かなと思った。
「お、お願いします。」
「よし!!
明日部活休んで俺んちおいで。」
....せ、先輩ん家!?
い、いいのかなぁ。
昨日話せるようになったばっかだけど
ってか部活休んでいいのかなぁ
「ぶ、部活休んで....いいんですか?」
「いいんだよ。
テスト勉強のためだったらね!!」
「....」
「....来るよね!?」
ちょっと不安
部活休むことも先輩ん家に行くことも
でも最後の先輩の言葉に後押しされてぅんとうなずいた。
*
先輩と別れて家の玄関を開け、ただいまっと一言
リビングの方からおかえりっと姉の声が聞こえる
「今日もまた春斗と一緒に帰ってきたの!?」
「そ、そうだよ。
lineで一緒に帰ろうって言われちゃった(笑)」
僕がこう言ったら姉の顔が曇った。
....どうしたんだろ
「おねぇ~....どうしたの?」
「う、ううん。
なんでもない(笑) 仲良いね!!」
そう言って姉は自分の部屋に向かっていった。
姉のあの顔....
なかなか頭から離れない
今日もゆっくり眠れなそうだなぁ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 37