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空き部室1
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ガラリとドアが開く音がした。
目を開くとそこは、いくつかのロッカーが並び、中央に長椅子が置いてあった。どうやら、部室棟の一部屋のようだ。
「…んしょ」
中に入ると、紺野が内側から鍵をかける。そして、長椅子に薄っすらかかった埃を払い、そこに俺を座らせる。
「紺野、ここは?」
「部室棟の空き部屋だよ。ここだけ、いつも鍵かけ忘れて、開いてるんだよねー」
なんて言う紺野は、部員数の少ないバスケ部の助っ人として、試合に出ることがある。さすが、高身長。別に、悔しくなんかないぞ。悔しくなんか……!
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