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ベンチ1
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「だ、だから、その…それで、今もツラいんだよ…」
紺野が俺の胸の異変を知っているとしても、説明するのは恥ずかしい。どうも、声が裏返りそうになってしまったり、もじもじしているようになってしまったりする。
「そっか……」
「でも、ぼ、母乳的な液体が出るようになったのは、紺野のせいじゃないし、さ――」
責めるつもりで言ったわけではないのだが、なんだか自分が紺野を責めている気になる。
それ以上何も言わない紺野が不安になり、そうしたらいいのかあたふたしていると、突然手首を掴まれる。
「…じゃあさ。今、俺が直してあげるよ」
「え? …ちょ、うわっ!」
掴まれた手首を引かれ、紺野の膝の上に向かい合うよう座らせられる。
逃げようとしても、あまり力の入らないというのに、ただでさえ俺よりも力のある紺野に固定されているため、全く叶わない。
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