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紺野の家2
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それを床に鞄を置いてから受け取る。
……これは緊急事態発生ではないか!?
Tシャツを渡されたということは着替えろと言うことだ。
普段なら紺野の前で着替えるなんて、躊躇うこともなかっただろう。
だが、しかし、今は胸が異常をきたし、絆創膏を貼っているのだ。
「……あ、ありがとう……」
「寒くない? 最近秋っぽくなってきたし。あ、シャワー浴びてきなよ」
そう言いながら、紺野はエアコンを起動させる。
シャ、シャワーだと……!?
まだ胸のむず痒さの原因が解っていないのだ。それなのに服を全て脱ぎ、隠せるものがない、そんな無防備な格好になれるわけが無い。
しかし、エアコンが起動したということは、部屋が暖まり、着替えなくてもいいのではないだろうか……!?
「あ、ああ、大丈夫だ! だから、着替えはいいよ。ここまでしてもらうとなんだか悪いしな」
「でも、風邪ひいたら大変だから着替えた方がいいよ? 制服、乾燥機にかけたいしさ」
なかなかやりおるな、紺野よ……!
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