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眠るまで3
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「紺野……」
「ん、何? あ、冷えピタ貼るよ」
前髪を上げ、冷たいジェルが額に貼られる。
その冷たさに、少し身を竦めてしまうが、気持ち良い。
「ンっ……紺野は、もう帰るの? ……もう少し、居れないか?」
額から離れていく手を捉えて、尋ねてみる。
「居るよ。祐太が寝るまで、側に居るよ」
「ありがとう、紺野」
掴んだ手がギュッと握り返してくれた。
「ここに居るから、安心して寝てよ。早く元気になって、ゲームしに行こう」
頷くと、握ってくれている手に安心し、眠りに落ちていった。
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