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何でいるの!?3
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「冷えピタ貼り変えてあげるよ」
「ありがとう。って、どうやってここに入ったんだよ!」
「病人の部屋には入れないって聞いたことがあったから、窓の鍵開けて昨日帰ったんだ。祐太、昼でもレースカーテンひいてるからばれないかなーと思って」
バレなくて良かった~とのんきに言いながら、紺野は俺のおでこから冷えピタを剥がし、新しいものの透明フィルムを剥がす。
「お前、それって不法侵入ってやつじゃ」
「冷えピタ貼るよ」
「っう、冷た……」
「まあ、まあ。こうしてお世話してもらえて、何かと楽でしょ?」
差し出されたのは、スポーツドリンクのはいったペットボトル。
「あ、ありがとう」
「俺が、お世話したかったってのもあるけど。ところで、どこに行こうとしてたの? トイレ?」
「いや、その……絆創膏変えようと思って――」
異変のある胸を見ながら言うが、最後の方はほとんど消えそうな声になってしまう。いくらこの二週間、『手伝い』をしてもらっていても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「俺が交換してあげるよ」
「うわっ!」
そう言うと、俺の肩を押して布団に寝かせ、救急箱から絆創膏を取りに行く。ついでに、メガネを机の上に置いてきたようだ。
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