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夕方の教室6
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「え、ちょ、晃のことも嫌いじゃないけど、俺じゃダメって」
どういうことと、続けようとしたのを遮られてしまった。
「俺、祐太のこと好きなんだ。友達ってことじゃないよ。こういうことを、したくなる好き――」
唇に温かくて柔らかいものの感触を感じた。
「んん!? っあ、ひ、晃、ちょっとま、んむ、ふぁ」
すぐ頭を後ろに引いて離れるが、抗議する間もなく再び唇を奪われる。
逃げないようにと腰にあった手は、後頭部へと移された。そして、離れたときに開いていた唇の間から、ぬるっと舌が侵入してきた。
晃の舌は、口腔内を執拗に這いまわり、俺の舌に絡みつき、音を立てながら痺れそうになるくらいしゃぶられる。
ちゅっと唇が離れていくと、口の端からどちらとも分からない涎を垂らしながら、不足していた酸素をはくはくと取り込んだ。
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