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好きな話(プーすけが)
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「俺、お前のこと…好き、かも」
かっこよくて 完璧で
話すとすごい面白くて
俺はコイツを好きになった。
だから告白した。
素直じゃない言い方になったけど
男とか女とか同性とか異性とかそんなのどうでも良かった。
俺、福田 尚也(フクダ ナオヤ)は
佐々木 大(ササキ ダイ)という人間を好きになった。
「んー、いいよ?付き合おうか」
返事は軽かったが コイツはこういう奴だから
気にしなかった。
すごい嬉しかった
けど そんな考えすぐ変わった
「おい、ちょっとやめろって」
「いいじゃん」
「んっ…やめろ、ぁ…!」
付き合ってから毎日のようにセックスして
それ以外に恋人らしいことなんてしなかった
「好きだよ」
その言葉を言うのも
行為をしやすくする為で
きっと気持ちなんてないんだ。
そうだ。そうだったんだ。
好きなのは俺だけだったんだ。告白をOKしてくれたのだって意味なんてなかったんだ。性欲が満たされれば女でも男でもよかったんだ。
俺じゃなくてもよかったんだ。
「好き」
そう言って佐々木はまた
行為に及ぼうとする。
好きなんて思ってないくせに
けど佐々木は上手いから
俺もすぐ気持ちよくなって佐々木を求めてしまう
「さ、さき…もっとっ、激し、く! あぁっ」
『~♪ ~♪』
「へ?」
行為中に電話がなった。
「あ、ちょっと待って」
佐々木は電話を優先した。
一回佐々木の携帯を覗いたことがある。
女のアドレスがいっぱい入ってた。
たぶん今の電話もその女子からだろう
「うん…うん、」
俺の前ではそんな顔しないのに
俺は まだ刺激を欲しがってる体を起こし 服を着た。
まだ出してないから変な気分だ。
家に帰ってから一人で出そう。
「お前、何してんの?何で服着てんの?」
「ごめん、俺もう帰るわ。
あとさ 俺たちの別れよっか。」
「は?何言ってんの?」
佐々木の顔が見たことのないくらい怖くなった。
「お前は 電話一本でセックスしてくれる女子ぐらい呼び出せるだろ。てか今の電話の子 呼べば?続きしてもらえよ。」
「は?」
押し倒された。たぶんコイツは誰にでもそういうことするんだろうな。
涙が出てきた。
俺は一番になれない。
「ねぇ、何言ってんの?」
呆れたように笑って佐々木は言う。俺の気持ちいいとこばっか触ってくる。
「んっ、やだ、」
「嫌じゃないんだろ?」
もう駄目だ。
佐々木を突き飛ばして
泣きながら俺は叫んだ。
「俺は!!お前の玩具でも道具でも性欲を処理するための都合のいいビッチでもねーんだよ!!
こんなことばっかするためにお前に告白した訳じゃない!!
お前の性欲を処理するために告ったんじゃない!!
お前に好きになってもらいたかった。
一緒にどっか行って遊んだりとかしたかった。
手繋いだり 抱き締めてもらったりされたかった。
俺は お前が本気で好きだった、遊びなんかじゃない、恋人みたいに、したかったし、されたかった!
こんなの只のセフレじゃんっ、嫌だ、こんなことしたくない
他の子にしてもらえよ」
そう告げて 俺はその場から逃げ出した。
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