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こんな病気あると聞いて
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小説
俺の世界から 一色、また一色と色が消えていく。
今日もまた消えていく
数日前は…何色だったっけかな
そうだ、赤だ
どこを見てもつまらなくて
観光名所なんてどこが美しいのか
わからなくなって
「どうせ数ヶ月後には使えなくなってんだろうなぁ、この目」
「だとしても、俺はずっとお前と一緒にいるから、俺がお前の目になるから」
そう言うお前の笑った顔は
色の認識できない俺でもわかるぐらい
輝いていた気がした
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