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腐男子高校、お話中。2
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雪乃宮先輩と俺はソファーに腰掛ける。
「まず・・・この学校について、知ってることをきいてもいいかな?」
「え、あ、はい・・・?」
え、別室まで来たのってこれを言うためなのかな?
「えっと・・・高校、男子校、ふ、男子校?だっけな・・・良く分からないけど・・・お金持ちの人達がいっぱいの学校・・・かな・・・」
それ以外には本当に知識が無い。
別に記憶力皆無とかじゃないんだよ?ん?
「そう・・・本当に何も知らないんだね。・・・君みたいな子が一番危ないんだけど・・・・・・」
君みたいな子が一番・・・なに?
最後の方、声が小さすぎてきこえなかったけど。
「もう少し、この学校のこと、説明しておいた方がいい気がする。ちゃんと話すよ」
「あっ、はい・・・。よろしくお願いします」
・・・・
説明しておいた方がいい 気がする
気がするってなに?なになに?
まぁとりあえず、ここはこの人の話を聞いておくことにしよう。
* * *
「まず・・・腐男子高校、これの意味わかる?」
腐男子高校・・・
ずっと言われてるけど・・・
「正直、わかりません」
「だろうね。知ってたらこの学校には来ないだろうから。腐男子高校って、要するに、ホモが沢山いる学校みたいに捉えてくれればいいよ」
「ホモ・・・ホモサピエンス・・・?」
「純粋というか何と言うか・・・。ホモっていうのは、男が男のことを好きってことで考えて」
「男が男のことを好きって・・・同性愛・・・・・・ん?・・・えっ、ちょ・・・えっ?」
「そうだよ、ここは同性愛者がいっぱいいるってこと」
し、し
ねぇ、俺、しっ、し、
もうすぐ死ぬんだァ・・・
「・・・驚くのも無理はないよ。それとこの学校には去年から嫁制度ができたから」
嫁制度・・・?
「嫁制度!?それって女の子がっ・・・」
「それは違うね。それも男同士だよ」
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
さっき言ってた三年間の嫁がどうのってこれか・・・。
ん?それって俺があの人の嫁になってるってこと?
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
「君さ、この学校に転入してきたの、なんで?大概は知っててくるんだけどね」
理由、理由・・・理由・・・・・・
・・・。
言うにはまだ・・・
早すぎる。
「な、何もないですよ。ただの転入です」
「・・・何かあるんだね。でも言いたくないなら言わなくても大丈夫」
なんて心の広い人。
これはモテてる。
はい。
「腐男子高校って意味はわかりました、とりあえず・・・何をする学校なんですかね・・・・・・」
「性行為だよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ・・・?」
え?
はは、聞き間違い聞き間違い。
そんなことあるわけ・・・(笑)
「だから、性行為。世にいうエッチというやつさ」
普通にいいやがったよこの人。
「いやっ、無理なんで・・・(笑)」
「この学校に入った時点でそれは許されないんだよ」
俺・・・自殺したい。
「君はどう考えても受け。攻めは無理だよね」
「あの・・・受け、攻めってなんなんですかね・・・?」
受けって何かを受ける?
んー、わかんない。
「変なこというようだけと。受けっていうのはエッチをされる側ね。攻めはする側。その捉え方でいいよ」
受けがされる側、
される側!?
まって
、まって
、、まって。
「俺・・・される側、なんですかね・・・?(笑)」
苦笑いでお聞きします。
「その顔と声と体で攻めは無理だ。自分から男の体を触りたいかい?」
「嫌です・・・」
「それなら受けしかないよ。はじめは少し痛いかもしれない」
「え、痛いことされるんですか・・・?」
恐る恐るきくと
「最初は痛いよ、きくけど・・・男としたことない?」
「あるわけないです・・・女の子もないです・・・」
「そう。なら、痛いよ。何せ後ろ使うから」
「後ろ・・・?」
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