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電話
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あれから2日、3日経っても連絡は来ない。
流石に油断してしまう。
しかしそんなことを考えている時に限って、携帯のコール音が鳴る。
ピリリリッ
「っ、!?すぐ出なきゃ…」
取り出した携帯の応答ボタンを押す。
『ちゃんと出たね、すごいすごーい』
「いきなりやめてください!もし休み時間じゃなかったら…!!!」
『そーしたら教室で出るしかないねー』
なんて意地の悪い人なんだろう。
『あ、そうそう』
用があるんだ、と。
しかしその要件はまだ話せない、と。
「は、はぁ……」
じゃあなんのための電話だよ。
「あの…」
『また電話するね』
彼は小さく呟いた。そしてブツッという音で相手の声は途切れた。
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