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疲れ。
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「あれ…?学校の…時間」
朝。
寝るのも忘れて携帯を握り続けていたが、今日は何も連絡は無かった。
学校へ行かなければ。
立ち上がる。少しふらつくが、立て直してバックを手に取って玄関から出る。
「眩し……」
太陽が眩しい。
学校についてもあまり気が晴れるわけでもなく。
「あ!遙おはよ!疲れてる?大丈夫?」
優しいなぁ逸人。
「おはよう、大丈夫…」
席について机に突っ伏した。
なんだか、気まずいという感覚もなく。
「………はぁ…」
疲れてるのかな。
ゆっくり立つ。
しかしそこで足元がフラついた。
「あ、やば……」
「!?、遙っ…!!」
逸人の声が聞こえた。
バッという音で床に倒れ込む。
が、痛くはない。
「はぁ、びっくりした……。遙大丈夫?、…遙?」
眠いのか、それとも本当に自分の具合が悪いのかはわからないが、自然に瞼が降りる。
「えっ、ちょ、遙!?」
慌てているような声がずっと聞こえていた。
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