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駐車場1
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「勉強だ?、何言ってんだよテスト前でもねーだろ」
「俺、結構成績悪くてその」
「嘘だな。お前こないだのやつ学年6位だったじゃねーか。相当だぞ」
なんで知ってるんだろう。
興味もなさそうなのに。
「誰がなんのために勉強したって……先生には関係ないですから」
「またそれか。何もかも関係ないじゃ済まされねーぞ」
そんなの、わかっています。
「……」
* * *
学校からは近い寮。
車ならすぐに着く…はずなのに。
走り始めて15分。
先生は、大きなマンションの地下駐車場に車を停めた。
「…なんですか、ここ。帰してください」
ドアを開けようとすると、それはすぐに声によって静止された。
「まだ、聞いてねぇよ。一ノ瀬とかいうやつのこと。」
いつもよりも強い口調。
でも……俺の口は固く閉ざされていた。
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