アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
来い
-
拾い上げるすべての写真に写る遙の目に光はない。
意識がないであろう写真も、痛めつけられているであろう写真も……全てがこの写真に収まっていた。
「……一ノ瀬、とか言ったな」
「そうだよ、一ノ瀬だよ」
「…………お前か、遙をこんな風にしたのは……」
「そうだね?恐らく」
何がこいつをここまで動かすのだろうか。
遙をなんだと思っているんだろう。
とりあえずこのままでは遙の身が危ない。
「遙、来い」
一ノ瀬ってやつが気を抜いた一瞬を見て、遙の手を引いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
81 / 114