アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
冷たい。2
-
「どうしたの?てっきり俺を拒絶していると思ったんだけど」
言葉では一ノ瀬さんを求めて、体は行為を拒絶した。これは、拒絶の涙……?
「んっ、あぁ……ちがっ…」
「でもさ、この姿見たら……そうは思えないけど?むしろもっとしてほしいみたいだよ。ねえ、本音が聞きたいなぁ」
腰から上にスッと手を入れられて、冷たい指にビクッと体を揺らした。
長い指が胸の突起を撫で始める。
「ちょっ、んぁ、嫌……」
「嫌じゃないでしょ、腰浮いてるよ?」
「恥ずかし……からっ…!」
「ふふ、可愛い。可愛いよ遙、大丈夫」
卑猥な音と共に乳首を舐められて、俺も声を我慢することに必死で。
「んっ、んん……」
「ダメだよ遙、血が出てる。遙に傷つけていいのは俺だけだよ。
声を殺すことに必死すぎて、血が出るほど腕を噛んでいることに気づかなかった。
こんなにキツく噛んだ傷が痛くないほど、快感に溺れている。
起こること全てが、悪い方にしか考えられなかった。
「はぁっ、……はぁ…」
「考え事してるの?……ふふ、良いんだよ。遙はなんにも考えなくていい。ここには人もこないんだから声も我慢することないんだよ」
そうしてニコッと笑った一ノ瀬さんが右手に持っていた物は、とがれたサバイバルナイフだった。
「それ……どうするんです、…」
「大丈夫、安心してよ」
信用出来ない大丈夫。今日はヤケにその言葉を使う。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
102 / 114