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「まもるん、そっち終った?」
「う、ん。あとすこ、し」
「了解!じゃあ終わったやつはこっちに回して……これは…」
まもるんに指示を出していると1枚の書類が目に止まる。
見ると、生徒からの希望書で俺を生徒会に戻したいという内容だった。
「……馬鹿みたい…」
ありもしない噂を信じて、俺を追い出したくせに自分達の都合が悪くなると掌を返す。
本当に虫酸が走る。
しかもよくよく見ると希望書は1枚だけではなく、複数散らばっていた。
「…………」
無言でそれを破り捨てていく。
普通はこんな事したら怒られるけど知ったこっちゃない。
「け、いと…?」
「ん?なんでもないよ。まもるん」
笑顔で応えたつもりだったけど俺を見たまもるんの表情が一瞬歪んだ気がした。
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