アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
20
-
希望書の件以外は特に何事もなく終わらせることが出来た。
まもるんも察してくれたのか追及してくることはなかった。
「んー…はぁ ありがとう!まもるん!助かったよ」
「どう、いた、し、まして…」
まもるんのおかげで予定より早く作業が終わった。
といっても太陽は西の空に傾きかけている。
せっかくの休日が1日潰れてしまった。
「ほんとにありがとね!今度なにか奢るから!」
「…う、ん。たのし、みにしてるね…」
「おう!w期待しててね!」
なにがいいかなー…
なんて呑気なことを考えていると生徒会室のドアが開いた。
「あー!お前!なんでここにいるんだよ?!ここは関係者以外入っちゃいけないんだぞ!」
うるさっ…
疲れた体にその大音量の不協和音。
というか雑音。
まもるんも顔が歪んでるよ?
珍しっ!
「あなた!早く出ていきな…「やめろ!」」
副会長の声を遮るように叫んだ会長。
会長の声を聞いて全員が黙り込む。
あーあ…こんなはずじゃ
「なかったのになぁ…(ボソッ)」
近くにいたまもるんに聞こえたか聞こえないかぐらいの声で呟く。
「生徒会のみなさん。勝手に侵入してごめんなさい。もうここには近づかないのでそこを通してもらえませんか?」
しっかりとした口調で告げれば全員が驚いた顔をしていた。
ふふ…おもしろいなぁ
なんて思ってもない事を考えて歩き出す
すると生徒会のみんながすすっと道を開けてくれた。
しかし、千草はそれを許さなかった。
「お前!なんなんだよ!みんなの事いじめるなら許さないぞ!」
まじでうるさいなぁ…お前1回病院行けよ。
文句の一つでも言ってやろうかなと振り向くと
「あぁ!うるせぇ!」
俺が言おうとしてくれた事を代弁してくれた人がいた。
「まも、る?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 94