アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
21
-
護side
俺は昔から喋る事が苦手。
というか人と関わることが苦手。
この性格のせいでイジメられてた時期もあった。
それを救ってくれたのが圭人だった。
『うわぁイジメ?かっこ悪っww』
いつもみたいに呼びだされて暴力を振るわれそうになった瞬間、シャッター音が響いた。
そこに立っていたのが圭人だった。
圭人に驚いてイジメの主犯格は逃げていった。
ぼぉ…としていると目の前に手が差し出された。
『大丈夫?立てる?』
『う、ん…あの』
『?なぁに?』
『あ、りが、とう…』
『!どういたしまして!』
俺がお礼を言うと圭人は嬉しそうに微笑んだ。
それが俺たちの出会い。
俺の性格や口調は相変わらずだったけど圭人は気にせず俺に接してくれた。
嬉しかった。俺は圭人に救われた。
だから今度は俺が圭人を救う番。
「あぁ!うるせぇ!」
俺はいつもの口調を忘れて千草に向かって怒鳴っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 94