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「「「「「お、終わったぁぁ!」」」」」
書類の山は俺達の想像をはるかに超える量だった。
しかも、その中にはあからさまに悪ふざけで書かれたような要望書も多々。
全部燃やしたけどね!
「ってもうこんな時間じゃん…」
部屋の時計を見るとまさかの7時過ぎ。
学校に来たのが1時ちょい過ぎだったから約6時間も作業してた事になる。
「みんなほんとにありがとね!」
「「「「「「どういたしまして」」」」」」
「「つっかれたー!」」
「ほんとにな」
「じゃあ紅茶入れますね」
「わぁい!久しぶりの悠先輩の紅茶だー!」
「そんなに上手いのか?」
「のんだ、こと、ない」
「そっか!まもるんともーとんは初めてだよね!悠先輩の紅茶はすっっごい美味しいんだよ!」
「へぇ!楽しみだな!護!」
「う、ん…!たの、しみ」
「ふふふ、少し待っていてくださいね」
悠先輩は穏やかな笑みを浮かべながら生徒会室に付けられているちょっとしたキッチンの方へ消えていった。
それと同時に廊下に繋がる扉が開かれた。
もちろん、そこにいたのは生徒会メンバー
お互いに立ち尽くし、何も喋らない。賑やかだった生徒会室には重く苦しい沈黙が続いた。
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