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放課後になって、鼻歌を歌いながら帰ろうとする俺に、ニヤニヤと蓮が笑いかける。
「なにお前、キモい」
「キモいってそれそっくりそのまま返すわ。
お前今日1日ひくくらい機嫌いいの自覚ある?」
「別にそんなつもりはなかったんだけどな〜」
蓮が完全に面白がっているのは分かっているが、散々一緒に遊びまわった過去がある俺らの仲だ、それにのってやることにする。
「あきちゃん、めっちゃ俺のこと意識してんの」
「へー、よかったじゃん」
「いつも抱きついたら邪険にするくせに、今日はあんなに真っ赤になって…あー!可愛いまじで可愛い」
「重傷だな〜」
「手出すなよ?」
「ださねぇよ!俺にはさとがいるしな。なっ、さと〜」
「ふぇ、あっ、うん……」
そういって蓮はいつの間に身支度を終えてたらしい聡の肩を抱く。
「まーでも、あんまいじめてやんなよ?あきちゃんってほら、お前と違ってウブそうだし?」
「だからあきちゃんって呼ぶんじゃねーよ。あと、そういうとこがやっぱ可愛いんじゃん?」
今あきちゃんが俺のものになったら、あきちゃんは一生俺しか知らないってことになるんだろ?ゾクゾクする。
「ねぇ…蓮…?」
「んーどーした?」
「あずちゃんって…もしかしてドS?」
「今更気づいたかさと、あいつの性格の悪さは俺以上だぞ」
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