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⑧なんでここに?
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先に声を発したのは相手の方で…
俺のことを「ミケちゃん」って呼ぶのは、ただ1人だけ…
そう、黒坂さんだ。
「黒坂さん、なんかいつもより格好いいですね。」
いつも見る黒坂さんは軽くパーマのかかった肩までの茶髪を後ろで縛っていて、常にニコニコしてる、優しいお兄さん系イケメン。
今日は、トップの髪を軽く立たせて、サイドの髪は後ろに流していて、いかついアクセがジャラジャラ、色気倍増、危険な香りのするイケメン。ピアスそんなにしてたの知りませんでした。
「わぁ~ミケちゃん正直者~。ごほうびにぎゅってしてあげようか☆」
「けっこうです。わっ」
急に岩瀬に腕を引かれ、後ろに倒れそうになる。
ん?なんだ急に?
「ふふふ。まさか大雅の気に入った子がミケちゃんだったとはね、ミケちゃんなら賛成だょ。
うれしいなぁ~」
あ。いつものニコニコ笑顔。
「俺も、黒坂さんがいて嬉しいです。ここに来るの正直怖かったんで。」
腕を掴んでいた岩瀬の力が強くなった気がして、横を見上げると、
岩瀬が難しい顔をしている。
何か怒ってる?
「龍さんと三宅先輩ってどんな関係ですか?」
あ。確かに、こんなモサ男とイケメンが知り合いとか変だよね。
「夜、同じ部屋で…数時間共に過ごす仲だょ~
ねぇミケちゃん?」
「まぁ」
間違っちゃいないけど、そんなややこしい言い方しなくても。
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