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孤爪 研磨の癒し
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練習が終わって ジーッとクロを見つめていた
ふとその唇に目がいって
昨日の感触を思い出してしまった俺は
無意識に自分の唇を撫でた
そんな事をしていたら
クロがコッチを見そうな雰囲気がして
恥ずかしくなった俺は 慌てて体育館を出た
その時 グイッと背中の服を引かれ
後ろを振り返ると翔陽がいて
ニコニコしながら俺を見つめている
「研磨のトス打ってみたい‼︎」
「えー…」
「ちょっとだけ‼︎」
キラキラした目で見つめられると無下にしにくい
何より翔陽は…
「早く‼︎ 早く‼︎」
俺の上げたトスを翔陽が打ち 綺麗に決まると
俺の方に振り返って ニヤッと笑った
何だか照れ臭くて 俯くと
「研磨‼︎ もう一本‼︎」
と言って またボールが俺の頭上に飛んできた
初めて会った時も思ったけど 翔陽が側に居ると
日向ぼっこをしている時の様な
そんな暖かさがあって そのせいなのか
翔陽の近くは とても居心地が良かった
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