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寝室にて 1
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確かに言われたとおり、ベッドは広くて、大人2人寝ても広さは問題がない気がした。
ダブルって言ってたけど、多分それより一回りくらいは大きいサイズだろう、けど、さすがに2人で寝るのは…ありなの?なしなの?
二の足を踏んだ俺とは対象的に、さくさくとベッドへと向かっていく雪弥さん。
「早くおいでよー。湯冷めしちゃうよ」
ぐるぐると色んな事を考えたが、笑顔で手招きされては、ソファで寝ます、とはとても言えなかった。
「あ、はい…お邪魔します」
「どーぞ」
雪弥さんは先にベッドに潜りこむと、掛け布団をめくり、俺が入りやすいようにスペースを作ってくれる。
そこに身体を滑り込ませると、掛け布団がかけられる。
至れり尽せりってこういうのだったっけ?と一瞬勘違いをしそうになる。
ふわっと香る雪弥さんの匂いは、ベッドからなのか本人からなのか、ドキッとする。
「あ、そういえば、ブログありがとうございました」
「あ、見てくれたの?」
「はい、ともさんがメールで教えてくれて…」
「そっかぁ」
「俺もさっき更新しときましたよ」
「そうなの?読みたい!」
そう言うと、急にベッドから身を起こして、携帯を掴んで、どれどれー?なんて言いながら、俺の名前を検索し始める。
目の前で自分のブログを読まれるのって、なんだか気恥しい気分になるな。
「本当だ、載ってる。ありがとう。これ、コメントしたら怒られるかな?」
「ここに俺がいるのに?」
「そうだけど、なんか皆に仲良しだよって自慢したいじゃん」
そういうもんなのか?
「別に構わないですけど」
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