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寝室にて 2
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「早速書いちゃおう。ファンの人たち気付くかな、別人の悪戯だって思うかな」
軽快に指をフリックさせながら、楽しそうに笑う雪弥さん。
『とっても楽しかったです!またご飯行きましょう!オフの日は一緒にお出掛けしたりしたいな(*´ω`)雪弥』
「これ、コメントするね?」
わざわざ内容を見せてからするコメントって…本当に仲良し自慢したいだけなんだなこの人は。
「いいですよ。お出掛け、しましょう」
コメント送信ボタンを押したタイミングで、直接返事をすると、雪弥さんは驚いた様子だった。
「いいの?」
「勿論ですよ。俺もっと雪弥さんと仲良くなれたら嬉しいです。明日、仕事は夕方からだから、本当にオフにやる事決まって無いなら、昼まではお出掛け付き合いますよ。家具見に行きますか?」
「ありがとう!真都くん優しいね!」
「…うわっ!」
お礼の言葉と同時に急に抱きつかれ、俺は驚いて声をあげてしまう。
実際には、雪弥さんの方が背が高いせいで、抱きつかれるというよりは、抱きしめられる、が正しいのかもしれない。
でも、その行為は先ほどから妙に落ち着かない気持ちを更に慌てさせるには十分だった。
お風呂あがりなのもあるんだろうけど、この人、本当にいい匂いする。
クラクラする。
あー…やばい。
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