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一夜明けて 3
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「おまたせー!」
雪弥さんが、ソファまで朝食を持ってきて、サイドテーブルに置く。
「普段は1人だから不便じゃなかったけど、二人になると、やっぱりダイニングテーブルいるね」
確かにサイドテーブルでは、1人分がなんとか載る程度だ。
今日見る家具はまずダイニングテーブルとチェアがいいかな。
雪弥さんは「先に食べてて、僕片付けとか先にやることやってから食べるから」と告げて、ランドリールームに行ってしまった。
黄色の縁どりのワンプレートにおさまった、朝食は見栄えも綺麗だ。
トーストに色とりどりのサラダに、スープ、ハムエッグ、フルーツまでついている
。
こんな豪華な朝食毎日食べてるのかな。
俺、本当ここに何しに来たんだろ。
ひたすら、もてなされているだけだな。
家具屋では恩返し出来るように頑張ろう。
そう心に決めて、朝食を頂くことにした。
「うまっ」
なんだ、このスクランブルエッグ!
ふわっふわ。
ホテル朝食のクオリティだ。
ついつい、がっついてしまいそうになるけれど、すぐに飲み込むのは勿体無い気もして、ゆっくり咀嚼した。
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