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街中では 1
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俺と雪弥さんは、ささっと身支度をして、家を出た。
家具店は駅2つ分移動したところだ。
「昨日は肌寒かったけど、今日は日があるから、暖かいね」
「そうですねー。昼頃には、この上着が荷物になりそうです。あ、もうすぐですよ」
携帯に表示してある地図と風景を見比べて、店へと向かう。
「真都くん、地図読めるんだね」
「読めないんですか?」
「苦手だよー。地図と実際の見た目が、うまくリンクしないんだよね」
「じゃあ、風景に合わせて地図回さなきゃですね」
「それ!それよくやるよー」
談笑するうちに、家具店に到着した。
「ここの、3階と4階が雪弥さん好みの家具じゃないかなーと思ったんですけど」
「そうなの?じゃあすぐ行こ!」
雪弥さんは、まるでバーゲンセールにでも向かうような足取りでさっさと上階への階段を登っていく。
エレベーターあるんだけど、健康のため?
その割にはマンションではエレベーター使ってたな…。
気付かないくらいはしゃいでるってこと?
子供みたいな一面もあるんだな。
「待って下さーい!」
俺も一先ず後を追うしかない。
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