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昼下がりに 3
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水上さんは、大量に洋服を抱えて戻ってきた。
角度によっては、巨大な布の塊が動いてるように見える。
「いっぱい持ってきたねぇ、水上さん」
「なんか、二人分だと思いのほかあれこれ浮かんじゃって…」
水上さんは商品カウンターに、1点づつ服を広げていく。
丁寧なのに手早い作業で、どんどんとカウンターが服で埋まっていく。
「このジャケットがユキくんに似合いそうだなって思ってたやつ。で、これにそのシャツ合わせて…パンツは今のままで合いそうだから、まずこれ着てみて。このストールも」
広げた商品の中から次々と取り出して、雪弥さんの腕の中に放り込んでいく。
「真都くんは、そうだな、このシャツをアウターにして、インナーはこれで、パンツはこれかな。うん。小物はブレスレットがあうね」
俺は雪弥さんと同じように、放り出される洋服をひたすら自分の腕の中におさめていく。落とさないようにだけ気をつけて。
「はい、これでおっけー。着替えてきていいよ」
フルセットの洋服を持たされ、試着室に案内された。
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